あなたは勉強する意味を考えたことはありますか?
今まで長い期間、人々が勉強してきたということは、勉強をすることには必ず意味があります。
今回は、勉強する意味を私なりの解釈を書いていきます。
勉強する意味
もう早速ですが、勉強する意味とは、極論生きていくためです。
勉強ができない人は生きていくことができません。
ここで言う勉強とは、学生が想像するような、国語や数学のことではなく、実際に大人になって社会に出た時に必要となる勉強です。
大人になると会社に就職をして働いたり、自分で会社を作った働いたりします。
そのように働くときに、勉強をしない人は全く仕事が出来きないため必要とされません。
勉強というのは、何か新しいことを学ぶことです。
大人になると、税金を納めなければなりません。しかし、自分がどれくらい税金を納めなければならないのか、どのようにして税金を納めなければならないのか、自分で調べたりして、自分で行わなければなりません。
知らないからと、税金を納めなければ警察に逮捕されてしまいますし、今まで稼いだ金額以上にお金を没収されてしまいます。
また、仕事をする上でも会議のための資料作るにも見やすい、読みやすいものを作る必要があります。
このような新しい技術を身につけるためにも勉強をすることがとても大切です。
そして、学校で習う勉強は将来新たなことを学ぶ能力をつけるためにする勉強だと考えています。
勉強のための勉強です
勉強とは、同じことを何回も繰り返して、覚えなければいけないことを覚えることです。
一度読んだら、一瞬で覚えられる人なら何も苦ではないかもしれませんが、それが出来ない人にとっては、とても苦痛になってしまいます。
しかし、そこで勉強を苦痛と感じないでするにはどうすれば良いのか、より効率的に勉強するためにはどうすれば良いのかを考えるのが学校の勉強の場でもあります。
この苦痛を乗り越える能力というのが将来大きく役に立ち、人々を成長させる力となります。
そして、それは人それぞれさまざまな勉強方法があり、自分で自分に合った勉強方法を見つけていくことが一番大切です。
何度も言いますが、将来勉強をするために、今勉強をするのです。
まだ中学生、高校生の間に勉強する力を身につけることで、これから先、一生かけて学ばなければならないことが、とても楽になります。
だからこそ、今勉強をして将来優秀な人になってください。
ここで別の視点で考えてみましょう。
勉強をする意味を考えるためには、「勉強をする」の意味をはっきりさせる必要があります。
みなさん勉強をしなさいと言われたら、何をしますか
ある人は教科書を読み、ある人は専門書を読み、ある人は授業を受けることを意味するかもしれません。
そしてこれらの全ての共通点は新しいことを学ぶということです。
小・中学生が想像する勉強とは、国語や数学、英語のテストのために勉強をすることをイメージすると思います。
しかし、勉強というのは、国語や数学のテストのためにすることではありません。
例えば、ゲームは多くの場合チュートリアルが存在して、何をすれば良いのかをストーリーを軸に教えてくれたりします。
そしてその上で、様々なミッションをクリアしていきます。
この、ミッションをクリアするためには、アイテムを作成したり、不要なものを売ったり木を植えたりと、様々な動作が必要になります。
この操作はもともと知っていることではありません、ゲームをしていく上で実際に操作してひとつひとつ覚えていきます。
これが勉強です
そう何か新しいことを覚えたり知ったり学んだりすることを勉強と言うのです。
ここで、サッカーを例にして勉強について考えてみましょう。
めちゃくちゃ簡単にサッカーを説明すると
「サッカーとは手を使わずに相手のゴールにボールを入れる競技」
と言うことになります。
サッカーをする上で大切なのはボールの蹴り方です。
サッカーを初めてする人はボールを爪先で蹴ります。
私が小学生のとき、サッカーをしようと友達を誘い、サッカーの経験がない人はほぼ全員爪先で蹴っていました。
サッカーを知っている人なら常識ですが、ボールを蹴る時はインサイドキックとアウトサイドキックの二つを使い分けるものです。
爪先でボールを蹴ると、打ちどころが悪いと爪が割れたり剥がれます。
しかし、初めてサッカーをした人でもなんどもしているうちに、周りを見てか、爪先が痛いからかインサイドキックやアウトサイドキックをするようになります。
もともとボールの蹴り方なんて知らない人が、怪我をしない正しいボールの蹴り方を知る。
これが、学習です。そして、勉強です。
この例で大切なことは、ボールの蹴り方を知っているか知らないかと言うところです。
この、知らないことを新しく知る、これが勉強をする(学習をする)と言うことなのです。
人は日々様々なことを学んでいます。
そして、生きていく上で勉強をすることは必ず必要になるのです。
このように細かい視点で見ると勉強する力をつけることで自分の能力を上げることに直結するのです。
学校の勉強の意味
ここでみなさんに疑問に思って欲しいことがあります。
それは、学校ではなぜ国語や数学、英語と理科・社会を勉強しているかということです。
みなさんが一番知りたい勉強をする理由はこの5教科の勉強をする理由が本当にあるのかというところですよね。
そして、5教科の勉強する理由も解説していきます。
国語
国語を勉強する理由は、みなさんならきっと分かると思います。
国語を勉強していないと、字の読み書きができません。
しかし、国語を勉強する理由はそれだけではありません。
いくつか理由があるので、一つずつ解説していきますね。
字の読み書きができなくなる
字の読み書きができないとどのようなことが起こるでしょうか。
まず、私の書いているこの文章を読むことができないということです。
文章を読むことができないということは、メールやSNSでのコミュニケーションをとることができないということです。
何かひとつの文章を解釈する力が無い、または、解釈できていなくてもそれに気づくことができないということになります。
今中学生や高校生であるみなさんなら、「それの何が良く無いの?」と実感することができない人がほとんどだと思います。
ではここで一つの例をあげて考えてみましょう。
お店に入ってご飯を食べる時、あなたはメニューを見て注文をしますよね、
メニューには、写真があったりなかったり、そしてそのメニューには日本語で食べ物や料理の名前が書いてあり、その中から選んで注文をします。
これが国語を勉強する理由です。
ん?そんなの当たり前じゃんと、思うかもしれません。
でも、これができない人はいます。
日本は中学生まで義務教育であるため、ほとんどの人がメニューを見て注文をすることができますが、教育体制が整っていない国では読み書きができない人は当然のようにいます。
本当に基本的なところですが、国語を勉強するということは、生活をする上で必要なことです。
考える力が付く
国語を勉強することは、考える力をつけることです。
人が何か考え事をするとき、どのようにして考えますか?
では、今日のご飯を決めてくだい
こう言われて、あなたは真っ先に何を考えましたか?
「昨日ハンバーグにしたから、今日は餃子にしよう」とか「自分では決めないからなあ、」
とか、様々な言葉が出てきたと思います。
ここから言えることは、
人は考える時に言葉を使う
ということです。
誰しも何かを考える時に言葉を使って考えます。
そして、人は考えれば考えるほど頭が良くなり、想像力が高くなります。
国語の勉強を怠る人は、発想力や想像力が他の人よりかけていることがあります。
そして、国語をしっかりと勉強している人は、様々な考えが思い浮かび、高い思考力を持つことができます。
物事の問題を解決する時、今を把握し、どのようにするのが良いの考えることが必要になります。
この考える力を高めるために、国語を勉強し言葉を巧みに扱えるようになることが大切なのです。
コミュニケーション能力がつく
これはあくまでも、国語をすればコミュニケーション能力がつくわけでは無く、コミュニケーションをする上で必要であるという意味です。
国語を勉強していると、文章から作者や主人公の考えや気持ちを考えることがあります。
この、人の気持ちや考えを考えるという行為が、コミュニケーション能力には、とても大切な能力です。
コミュニケーションというのは言葉のキャッチボールです。
相手の発言から何を考えて、何を伝えようとしているのかを考えて気付いてあげる力というのは、とても大切です。
その上で、自分の気持ちを伝えるためにも、言葉が必要です。
国語を勉強していない人は、周りからは何を言っているのか理解してもらえない場合や、自分の伝えたいことが正確に伝えられないことがあります。
国語を勉強することで、自分の気持ちや相手の気持ちを考えることができるようになり、円滑なコミュニケーションをとることができるようになります。
もちろん国語ができれば、良いわけではなく、会話の間や自分から話しかける勇気などは、国語とは別の能力です。
数学(算数)
みなさんは、どこかに旅行をするときにどうやって目的の場所まで向かいますか。
東京に住んでいて、沖縄に旅行に行こうと思った時、どのやって沖縄まで行きますか。
この、どうやって沖縄まで行くか考える力が、数学で鍛えられる力なのです。
沖縄まで行くと考えた時に、真っ先に出てくるのは飛行機を利用することだと思います。
ただ漠然と飛行機を利用することは誰でも思い付きます。
大事なことは、空港にはどうやって行って、どの飛行機に乗るのかなど、目的地までどのような通路を利用して、どのような手段を利用するかです。
私が以前沖縄に行った時は、高速バスを利用して成田空港まで行き、格安航空を利用して沖縄まで行きました。
また、他の人は自分の車で成田空港まで行き、成田空港の駐車場に駐車して、同様に格安航空を利用していました。
このように、一つの目的地に行くためにどのような手段を選択して、向かうかは人それぞれです。
このゴールに対してどのような交通機関を利用するのか、どの道を選ぶのか考える力を鍛えることが数学を勉強する理由です。
もちろん数学にも覚えなければならないこともあります。
それは数学の公式や定理のことです。これらを覚えていないとそもそも問題を解くこともままならないです。
具体的にいうと、先ほどの例での車や電車などの交通機関は数学で言う公式や定理のことを示しています。
みなさんが、公式を知らないということは、電車を知らないということです。
飛行機を知っていても、空港まで歩いていくことになってしまいます。
そんなの途方もなくて諦めてしまいますよね、、、
公式を知らないと言うことは、問題を解く上でかなり困難になってしまうことなのです。
しかし、公式を理解し、利用することで必要な時間は大きく短縮されます。これが公式を覚える理由です。
そして、この公式を覚えた上で、それをどのように利用するのか、どうすれば正しい答えに辿り着けるのかを考える力をつけることが、数学を勉強する理由になります。
英語
私が考える英語を勉強する大きな理由は国語の力を伸ばすためです。
そもそも英語を勉強するのは、英語を利用する外国の人とコミュニケーションを取るためというのが、一般的に考えられる勉強理由だと思います。
私もこの考え方が正しいと思います。
英語を利用して外国の人とコミュニケーションを取ることは本当に楽しいですし、新たな経験にもなります。
しかし、これを理由に英語を勉強すると日本ではゴールが見えません。
というのも、英語で話す機会が少ないからです。
実際に英語を利用してる人と会話することができて、英語の勉強する理由があるというものです。
しかし、日本では英語を勉強しても、英語を利用する機会がとても少ないです。
だからって英語を勉強する意味がないわけではありません。
しっかりと他にも理由はあります。
それは、国語の力を伸ばすためです。
私が英語を勉強する時、この英単語の意味はなんだろうと調べてみると日本語でもわからない単語が出てくることがあります。
そこで日本語を調べてみて新しい日本語を知ることがあります。
このように英語を勉強していく上で、新しい単語に出会うことができます。
英語を勉強していると同時に日本語も勉強するということは、一つの英単語に関して日本語を関連させて記憶することができます。
暗記をする時に、ただその単語を覚えるより、複数の関連した事柄を、関連させて覚えることで記憶が定着しやすくなると言われています。
だから英語を勉強することで、日本語も同時に覚えることができて、語彙力の強化につながります。
また、情報を得る上でも英語ができるようになることは大切で、現在英語は世界で利用されています。学術的な論文は全て英語で書かれています。
これは英語が出来ないと最先端の技術を知ることができないということです。
また、経済的な動きを知りたい時、経済力が高いアメリカでどのようなことが起こっているのかを知るためには、英語が出来なければなりません。
最新の新たなことを、正確な知識を身につけるためには英語の力は必要なのです。
理科、社会
理科は科学的な思考力をつけることが理由で
社会は人間が作り出す現象について思考力をつけることが勉強する理由です。
世の中の現象は何事にも根拠というものが存在します。
それは、その現象が起こる理由です。
- 酸素があるのは植物があるから。
- 植物があるのは、太陽があるから。
- 太陽があるのは宇宙があるから。
このように物事には、理由があります。
その理由を、現在に知っていることを、小学生、中学生の9年間で可能な限り大切なことをかいつまんで学習しているのが、理科、社会なのです。
この、自然科学の現象について、理解していないと時には危険に晒されることもあります。
あるお店はよくブレーカーが落ちていましたが、ブレーカーのスイッチをテープで固定して落ちないようにしてお店を開いていました。
しかし、ある日お店が火事になります。
理由はコンセントの発熱によって、火がつき建物丸ごと燃えてしまったようです。
このコンセントの発熱が起こったのはなぜでしょうか、、、
誰でもわかると思いますが、ブレーカーを上げっぱなしにしていたからです。
コンセントは許容できる電気の量(電流)が決まっているのに、それを無視して使用していたため火事になってしまったのです。
このように電気の電流や電圧の仕組みを知っていたらそのようなバカなことにはならずにすんだのに、勉強不足のため大きなものを失ってしまうことがあります。
また、社会では地理と歴史と公民を習いますが、これは大人になって社会で生きていくためにはとても大切なことなのです。
例えば、公民で習う政治では、自分達の国がどのような政治体制であり、どのような政策をとってきたのかを知ることで、自分達の社会をより良いものにすることができます。
現在は高齢化社会と言われていますが、高齢者の人口が多くなって若い年代が少なくなっている問題です。
そもそも、若い人たちがこの問題を理解せず、問題意識をしない限り解決に進むことはあり得ません。
今の社会がどのような歴史を辿って、どのような社会になっているのかを理解し、自分なりの意見を持って生きるためには、社会の勉強は大切です。
まとめ
このように、勉強する理由は考えたらたくさんあります。
しかし勉強する理由は人それぞれです。
なんでも良いので勉強する理由をしっかりと自分で認識して勉強するようにしましょう。
勉強することで、自分の能力が上がると考えただけで、たくさん勉強したくなりませんか?
じゃ、勉強頑張ってください。
手っ取り早く勉強のやる気をおこしたい方は、課金してしまいましょう
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